AEDは非常に高価な機器です。レンタルする場合でもまとまった費用がかかりますので、導入を考えている時にはまずは初期費用を調べなければなりません。あらかじめ設置場所の環境や必要な条件を伝えて大まかな機種が選定されれば、見積りを出してもらうことも可能です。万が一の備えであるAEDのレンタルでそんなに費用はかけられないという意見もあるかもしれませんが、設置されていれば大切な命を守れますので積極的に導入を進めたいところです。
本体価格は機能がシンプルなものの方が安く済みます。そもそも不特定多数の人がAEDを操作する可能性があるため、シンプルで機能も最低限のものが備わっているタイプが重宝されますし、複雑なものは教育も大変です。本体は低価格帯から選ぶのが基本ではありますが、それ以外にも心電図を解析するための電極パッドや本体を動かすために必要な電池があり、これらには有効期限がありますので、レンタル時の取り扱いにも注意しなければなりません。有償で交換してくれるケースがあり、交換が必要になるたびに費用が発生することがあります。
セルフチェック機能があって自動点検が実施されますので本体の不具合はすぐに把握できます。忘れてしまいがちなのが消耗品のメンテナンスであり、電極パッドやバッテリーの使用期限がきているのに、交換せずにそのまま放置してしまうケースも少なくありません。期限が来たら気づけるように担当を決めておくか、あるいは業者側から声をかけてくれるところを選ぶのがお勧めです。